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「競争って、大事だなあ」と思った話

2021.07.08

近所に某激安系スーパーAが開店してもう二年くらい経ちました。
テレビでもよく取り上げられている有名激安系スーパーチェーン店です。店の規模としてはそう大きい方ではなく決して品ぞろえが良いと言えないんですが、実際、価格はこの界隈ではダントツに安く、いつも賑わっています(そして冷蔵庫設備のせいか常にクーラーが効きすぎ状態なので、夏は汗をかいた状態で入店するとうっかり低体温症でしんだらどうしようと不安になります)。
しかし、このスーパーの進出は近隣商店街では脅威であり、昔からあった商店街の小さいスーパーは閉店してドラッグストアに業態転換してしまいました。
さて、このAスーパーから徒歩5分程度の近所に、某Oスーパーがあるのです。こちらも都内にいくつも展開している大手スーパーチェーン店で、この界隈では10年前くらいにオープンしました。もともと昔からの商店街が強く、大きなスーパーに行くには駅前まで行かなくてはならない場所だったのでこのOスーパーができた時は私もおおいに喜びました。
しかしこのOスーパー、肉と魚はまあいいものがあるんですが、野菜やその他の品ぞろえがいまいちな上、価格も駅前スーパーにくらべて全然高い。トマトもいつも青い硬そうなトマトだったり・・・。店員さんのレジ対応や接客やポイントカードのサービスなどはすごくよいのですが、肝心の品ぞろえ的には正直「なんだかなあ~あるにはあるけど何もないな」という「近所にあるというメリット以外に特になにもない微妙なスーパー」だったんですね。
なので、結局は少し遠い駅前の大きなスーパーで買い物していたんですが、そんなこんなでこの激安系Aスーパーが開店。するとこのOスーパーもライバル登場に危機を感じてか、対抗するべく大規模な改装工事に入りOスーパーの開店と同じ時期にリニューアルオープンをぶつけてきたんですね。
そうしたら、以前よりもずっと見違えるように良くなってしまったのです。
以前よりも棚を高くし、陳列スペースを増やし、野菜の品数だけでなくありとあらゆる分野の製品、冷食や総菜、スイーツ含めて種類が増えました。特売品の宣伝も派手に前に押し出すようになり「○○フェア」といった企画も増えましたし、折り込みチラシも派手に写真を使った目を惹くデザインに変わりました。
使う側としては、近所にあるという以外にあまり利点が感じられない微妙なOスーパーが、すごくよく生まれ変わってありがたい・・・んですが、その半面。

おい、今まで一体なんだったんだよ。

という複雑な思いも(笑)。

だってAスーパーの進出がなかったら、きっと以前の「近所にあるという以外にあまり利点が感じられない微妙なOスーパー」のままだったわけです。オープン最初からその「やる気」をみせてほしかったな・・・と、すごいモヤモヤしてます(笑)。よくなったんだからいいんだろ!とは思うんですが、ライバル登場で急にやる気をみせてきたOスーパーに、なんとなく納得のいかない思いもあり・・・結局Aスーパーに行ってます。ごめんねOスーパー。頑張ってるのはすごいと思います。

しかしここでつくづく「競争って、大事なんだなあ」と思う事しきりです。Aスーパーの進出がなければOスーパーだってきっとここまでの変革をしなかったでしょうしきっと「微妙な立ち位置のスーパー」のまま、私たちも「なんかいまいちだなあ」「使いづらいな」って思い続けていたかもしれない。こうした競争と切磋琢磨は、めぐりめぐって我々消費者にとっても重要だなあと感じ入った次第です。

Oスーパーのほうもリニューアルが功を奏して、あれからいよいよ繁盛してます。よかったよかった。なんだかんだ言いつつ、Oスーパーのポイントカードでコツコツと2万円分くらいため込んでいるので、いつかこのポイントでいいお肉を買わせてもらおうかと思います。

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