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ターゲティング広告の見直し機運
サッポロビールやアスクルなど一部大手企業が、ターゲティング広告への予算を大幅削減するとのニュースが報道されました。
GoogleやAppleといったIT大手によるネットでの情報追跡技術の使用制限が進みつつあるなか、広告を出す側だった企業自らも利用を制限するというので話題です。
個人情報を使わない新技術の採用も進みます。パナソニックはネット上の記事と画像を解析し、関連性の高い広告を表示する「コンテキスト広告」を試します。例えば、ロックバンドの特集記事が出たら、高級ワイヤレスイヤホンの広告を表示します。消費者の直近の関心をとらえ「クリックの確率は追跡型より高い」との声もあります。
2022年の個人情報保護法の改正で事業者に対するより強い責務が課せられるようになりますし、ターゲティング広告による企業に対する反感・イメージ低下の危険性を今は企業も無視できない状況にあるのかもしれません。
ターゲティング広告を見る側の意見としては「画面内がうっとうしい」「閲覧に邪魔」と、ブラウジング中のさまたげになる他にどうしても「他人に見られている」感覚に不気味さを感じてしまいます。
個人的には、たまに通販で決済するのを忘れていた品物を思い出させてくれたり、以前検索した服が、SALEで値下げしているのを知らせてくれたり、リマインダーとして助かっている面もあります。
最近ではこうした広告手法に慣れてしまった感もありますが、そういえば以前、通販でジビエ肉を検索したことがあって(うさぎ肉のシチューを作ってみたい時期があった)そのあとしばらくブラウザでの広告画像がすべて生肉の写真だらけになって画面が不穏な雰囲気になったことを思い出しました・・・(笑)
何事も「程度問題」とも思いますが、大手企業を始め、今はこれからの広告のありようが変わっていく大きな流れのなかにあるのかなと思います。
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