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映画「カメラを止めるな」から学ぶ、動画の費用対効果

2018年のもっとも話題になった邦画といえば「カメラを止めるな」ですよね。
劇場公開は終わりましたが、すぐにDVD化や動画配信されたのでご覧になった方もいるかと思います。

この映画は公開当初から映画レビューなどで評判が高く、ずーっと気になってた作品でしたが、中々見に行けずにいました。

何せ、この作品は上映される映画館がホントにホントに少なかった!!
今トレンドの芸能人が起用されているわけでもなければ、名前だけで宣伝力が増す有名監督でもないので当然といえば当然。

しかし、その後ジワジワ話題が広がると共に上映館や時間帯が拡大され、ありがたいことに公開終了間際になってやっと劇場で見ることができました。

この作品すごさは、作品としての面白さはもちろん、制作費がなんと300万円という低予算で作られたというのも話題の1つでした。さらに興行収入はおよそ30億円と言われており、邦画の中で近年もっとも成功を収めた作品でもあります。

そんな大成功を収めた映画「カメラを止めるな」ですが、この作品がもたらした功績は興行的な成功だけではなく、「予算や時間、人がないからいいものが作れない」とか、「お金をかけていいものを作らないから売れない」などと常日頃言っている日本人の常識や価値観を覆いしたことだと自分は思います。

海外では「スターウォーズ」「アヴェンジャーズ」「ボヘミアン・ラプソディー」など、大規模な予算をかけた大作ばかりがヒットを飛ばしている感じがしますが、海外では昔からホラー映画などを中心に、低予算で作られ大ヒットした作品は沢山あります。

日本だってお金をかけなくても、アイデア次第でいい物は作れる!

今回はそんな平成最後の大ヒット邦画「カメラを止めるな」を例にしながら、近年の動画制作に対する意識の変化と傾向を見ていきたいと思います。

  • 1.低予算映画「カメラを止めるな」から
      動画制作を取り巻く今の状況を分析する ←今回はここ
  • 2.「安かろう、悪かろう」は昔の話
      どこの制作会社が作ってもあまり変わらないの・・?
  • 3.大枚をはたいて安心を買うのは大きな間違い
      「高いもの=いいもの」その根拠は?
  • 4.カッコつけたら逆に嫌われる今の時代
      見栄えより「共感」「リアル」が受け入れられる理由
  • 5.無駄な競争を避けて、高い費用対効果を!
      同じ土俵で相撲をしてはいけない相手とは?
  • 6.2019年これから重要になるのは「独自性」。
      コンテンツを大量に作るのが勝利のカギ!

低予算映画「カメラを止めるな」から、動画制作を取り巻く今の状況を分析する

映画「カメラを止めるな」を見た方ならお分かりになると思いますが、構成の面白さやストーリーの良さはもちろん、なんといってもこの作品の最大の特徴は、制作費がおよそ300万円ということ。

しかも監督、役者、スタッフのすべてが無名にもかかわらず、最終的に興行収入およそ30億円という、邦画史上近年まれにみる空前の大ヒット作になったという点ではないでしょうか?

海外などでは新人監督、無名のキャストを起用した低予算ホラーで大ヒットなどをよく耳にしますが、日本の映画ではとても珍しいケースです。

そもそも日本では、大ヒットする以前に、「無名のキャストを起用」ということがほぼないですね。
たとえ「原作クラッシャー」「原作レイプ」と言われようが、とりあえずキャスティングが大人の事情にまみれがちです。

数年前テレビ業界では、不況によるスポンサー離れや各種動画配信サービスの充実により、テレビ離れや視聴率の低迷などと言われ、その言い訳として「予算と時間をかけれないからいい作品が日本では作れない」などと、皆口をそろえて言っていた時期もありましたが、まさにその常識を覆したのがこの「カメラを止めるな」ということになります。

つまり、“面白い作品、ヒットする作品を生み出すのにお金も時間も関係ない” というのを証明した作品でもあるのです。

さらには、ヒット作を作るのに “知名度のあるキャストやスタッフは必要ない” ということも証明してしまった、ある意味、現在の日本の広告業界や映像制作業界がよく使う言い訳を覆してしまったすごい作品といえます。

そしてこの映画を見た人ほとんどが「結局は作品の良し悪しは、作り手側のアイデアと情熱次第」だとあらためて実感した方も多いのではないしょうか。

では、このような低予算大ヒット作品が生まれた2018年、今の企業向けの動画制作はどのような傾向にあるのか、弊所がここ数年関わってきた案件やお問い合わせ内容からお伝えしたいと思います。

次回、「安かろう、悪かろう」は昔の話。どこの制作会社が作ってもあまり変わらないの・・?

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