ネットフリックス・オリジナル映画「グレイマン」。
お馴染みのルッソ兄弟監督によるアクションものです。
とくれば悪役にはクリス・エヴァンス、主役はライアン・ゴズリングです。そして「ナイブズ・アウト」でクリエヴァ氏と共演しているアナ・デ・アルマスにビリー・ボブ・ソーントン。かなり豪華な出演陣です。
それでまあ期待はできそうなんですが・・・すごく面白かった！
わけでもなく、「まあまあ面白かった」という感じです。あらすじはCIAの凄腕工作員だったシエラ6ことライアン・ゴズリングが上司の秘密を握ってしまったことから元上司の家族を人質に捕られて追われまくるという話です。あらすじですが、もうほんとにこれだけのストーリーです。すでに見る前から「今度もきっと“ボーンシリーズっぽい何か”んだろうな・・・」って思ってみ始めるとやっぱりそういう映画でした。
・・・ではあるんですが、グレイマンは「ボーン+007+ジョン・ウィック+コマンドーを足して割った」とか言われてて「なんでコマンドー？？？」ってなるんですけど見ると「確かにコマンドーだ！」ってなります。
アナ・デ・アルマスがロケラン背負って突入するシーンがあってこれがすげえかっこいい（笑）！！

あとはキャプテン・アメリカのクリス・エヴァンスが「ナイブズアウト」に引き続き悪役外道を演じているところでしょうか。とにかく残虐な男でちょっと引きます（笑）。クリス・エヴァンスからすれば高潔なキャプテン・アメリカのイメージに固定されてしまうことを避けたいんだろうな～・・・とは思いますがその熱演ぶりには「なんか、いろいろ大変なんだね・・・」と思ってしまう。

しかしこの手のジャンルは「ボーンシリーズ前・シリーズ後」に分類されるといわれるくらいボーンシリーズの影響は大きかったわけですがルッソ監督作品はなんかいつもほんとに「ボーンぽいなにか」なんだよなあ・・・。アクションは凝ってはいますが、面白かったよ！とは言い切れない薄味なアクション映画でした。豪華なんだけどなあ。なんかもったいない。

ネトフリではシリーズドラマ化するとか？ドラマの規模だったらちょうどいいかもしれません。アナ・デ・アルマスが良かったので彼女の活躍を見たいですねー！。